Windows10のアップグレードが公開されて半年以上が経過しましたが、アップグレード後に様々な問題のご相談を受けてきました。

そんな中、このところ「Windows10に、勝手にアップグレードされた」という相談が増えてきました。
この記事がよくまとまっていますが、内容を読む限り、今後はますます相談が増えそうな気がします。

参考)
ユーザーの許可なくWindows10に自動アップグレード寸前までいってしまうという報告が相次ぐ

そんな中、知り合いから電話があり、Windows10に勝手にアップグレードされたため旧バージョンに戻したら、WindowsLiveメールの受信箱が空になってしまったとのこと。
Word文書など他のファイルについては、きちんと確認していないが消えていないとのこと。
同様の事象が無いか、調べてみました。

Windows10から旧バージョンに戻すとWindowsLiveメールからメールが消える?

実際には消えた訳では無く、「復元されたアイテム」として表示されるようです。
その際、受信箱はInboxなど英語表記になっている、全てが表示されるまで時間がかかるようです。
相談してくれた方も、再度確認していただいたところ、確かに復元されたアイテムに入っていたとのことでした。

参考)
Windows10から8.1に戻したら、フォルダ分けしていたのがなくなった!
Windows Liveメールのデータが消えたと思ったら復元されてたトラブル

Windows10にアップグレードした環境では、WindowsLiveメールではこのような問題は発生していません。
なおThunderbirdやOutlook等別のメーラーでも発生するかについては特に記事がありませんでした。

参考)旧バージョンに戻すには

アップグレード後に旧バージョンに戻すには次の方法があります。
2,3の具体的な方法については、製品購入時のマニュアルを参考にしてください。

  1. アップグレード後1ヶ月未満であれば、設定⇒更新とセキュリティ⇒回復から以前のバージョンに戻せます
  2. 1ヶ月を経過した場合は、購入したPCのリカバリCDまたはアップグレード前のバックアップからリカバリします
  3. 市販またはPC付属のバックアップ・リカバリソフトから、バックアップ時点まで復旧します

最近の個人向けPCにはリカバリCDが付属せず、購入後に自分で作成するようになっています。
リカバリCDはメーカーから有償で購入することもできますが、MicrosoftOfficeのメディアは付属しないなど制限もあります。
Micorosoft Office2013以降はMicrosoftアカウントにプロダクトキーを紐付けて管理しているため大事ないと思いますが、2010以前のバージョンを使用している方は購入時に付属してきたプロダクトキーをきちんと保管しておいてください。

参考)
富士通リカバリディスク有償サービス